■結婚記念日に食べる予定だった

ケーキは友人の母親による手作りで、結婚50周年の記念日にブライアンさんとともに食べようと取っておいたものだった。

ところが夫妻はすっかり忘れていたうえ、ブライアンさんは昨年6月に他界。そこでロシェルさんは息子のトラヴィスさんと、ケーキの包みを開けてみることにした。

なんとケーキはかなり長い間冷凍庫に放置されていたにもかかわらず、腐りもせず当時のままで、甘くて良い香りが漂っていたという。

■「家族みんなで食べるつもり」

「約束した思い出のものだから、もちろん残さず食べるわ」と明かすロシェルさん。次にトラヴィスさんや子供たちと集まる機会に、アイシングのデコレーションをしてふるまう予定だという。

メディアから「食あたりの不安は?」と尋ねられたトラヴィスさんは、「心配されるのも理解できますが、平気だと思っています。フルーツケーキは大好きですしね」と話す。

またトラヴィスさんが調べたところ、161年前から冷凍されていたケーキを食べた人もいるそうだ。