先日、アメリカにて森の中を駆け抜けるビッグフットを目撃した、という証言が報じられ、話題になった。その後、ビッグフットの正体はクロスカントリーの走り込みを行っていた地元の10代の青年であったことが明らかになったが、今度はまた別の地域でも「うなり声をあげる二足歩行の生物と遭遇した」という目撃者が複数出てきて注目を集めている。しかも、この証言は北米大陸ではなく、遠く離れたイギリスから出てきているのだ。
これまでイギリスにはサル科の生物はもちろん、ビッグフットのような獣人型UMAもいないとされていた。しかし近年の研究で報告例こそ少ないものの、同様の獣人型UMAが生息している疑いが出てきたのだ。そのため、このUMAは「UKビッグフット」の通称で呼ばれている。
今回目撃証言が寄せられているのはイングランドのサウスダウンズ。この地域にある湖の周辺で、複数のUKビッグフットらしき謎の生物の目撃報告が出てきているという。特に注目されているのは、傾斜のきつい荒れた土地で「うなり声」を上げる謎の生物に遭遇したという釣り人の証言だ。
目撃者のマイク・ブラウン氏は、その時の様子を「私は信じられないほどハラハラしました、正直言って後にも先にも経験したことのない感覚でした。その日、私は何かが自分を見張っていて、歓迎されていないような感覚を覚えました」と明かりもない荒野で言い様のない恐怖に襲われた感覚を語っている。
またもう一人の目撃者、マイケル・ブリンドル氏は湖の近くを走る生き物を目撃したと述べる。
「私は釣竿の横で椅子に座ってうたた寝をしていたのですが、対岸からの大きなうなり声で起こされました。 その生き物が何であれ、二本足でかなりのスピードで走っていたようです」
彼はこの出来事に狼狽し、すぐに荷物をまとめてその場を離れたという。
しかし、本当にビッグフットのような生き物がイングランドの湖畔をうろついているのだろうか? 当然ながら、釣り人たちが暗闇の中で、ありきたりの動物を正体不明の何かと見間違えた可能性もあるという懐疑的な意見も出てきている。しかし、それでもこの地域で謎の生物の目撃報告が相次いでいるのは事実だ。
「いずれにせよ、二度とこの恐ろしい声を聞くことがないようにしたいものです」と前述のマイケル氏は語っているという。
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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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