■AIを駆使した監視システム
グローバル・フィッシング・ウォッチは、船の位置情報を可視化して監視するために、AIソフトウェアと衛星画像を活用したシステムを構築した。これにより、AISを搭載している船とそうでない船を含め、6万5,000隻を超える商業漁船の動向を地図化できるという。
AISは全ての船に義務付けられていないため、同システムの漁業検出アルゴリズムにより、旅客船、石油タンカー、輸送船または漁船の判別が容易になる。現在は世界の船の4分の3が公的に追跡されておらず、特にアフリカと南アジア周辺のエリアでより小型の漁船を発見できるように、高解像度画像の導入に取り組んでいるという。
さらに、違法漁業の根絶のためには、位置情報を素早く入手する必要がある。サウサンプトン大学と地元企業「RS Aqua」が、リアルタイムで情報を送信する潜水艦ロボットを構築中だ。AIと水中センサーにより魚群の音や船の音を識別できるため、保護水域での監視に役立てられるそうだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)
提供元・Sirabee
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