黒いローブをまとい、大きな鎌を手にした骸骨というと誰もが死神を想像するだろう。普通、死神は亡くなる人の前にしか現れないとされているが、あるイギリス人女性の葬儀に本当に死神が立ち会ったとして話題になった。

 3月、イングランドのマルドンのコミュニティにてシャロン・タフスさんという女性の葬儀が行われた。その様子を捉えた写真があるのだが、弔問者や遺族の集まる場に不気味な死神が立っている様子が捉えられている。何とも不気味な光景だが、この死神は亡くなったタフスさんの友人。しかもこの企画はタフスさん本人の立案だったというのだ。

 娘のルイーズ・ミラーさんによれば、彼女が母親の葬儀の計画を練っていたところ、母親の友人から「次は死の天使がやってくる」と弔問客に警告するために、不気味な衣装を着て登場することを提案されたと報告を受けたそう。

 ミラーさんも母親のブラックジョーク混じりのアイデアを素晴らしいと感じ、葬儀の席で実行するよう主張。「彼女が私たちに約束させたんです」とミラーさんは語っている。 そして12月にタフスさんが亡くなった後、先月執り行われた彼女の葬儀に死神が本当に参列する事態になったのである。

 葬儀に死神が参列すると一部の弔問客が怖がったりするのではないかと考えたミラーさん達は、参列する人に事前に説明して無用な恐怖を与えないように気を配ったという。 葬儀を終えたミラーさんは、「母親も自分の葬儀が注目されることをとても喜んでいるはずです」と語っている。

関連記事:Coast to Coast AM 【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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