知りたい情報を検索する際、どの検索ツールを使うだろうか。「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンに加えて、SNSなど情報検索に使えるツールが増加しており、欲しい情報によって無意識に使い分けているはずだ。今回は、検索ツールの傾向、検索方法、検索後の行動などの調査結果を紹介しよう。

検索の仕方に男女の差が見られる

生成AIを活用している企業は17.3%にとどまる 業界・企業規模での差が明確に【帝国データバンク調べ】
ChatGPTで検索する割合も少数いるようだ(「ナイル株式会社」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

ナイルは2024年7月19日~7月23日に、男女4017名を対象にインターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を実施した。「インターネットで調べ物をする時、もっとも利用頻度の高いものは?」と質問すると、1位が「Google(50%)」、2位が「Yahoo!(25.2%)」、3位が「YouTube(5.3%)」という結果に。前回の調査では3位に「Twitter(5%)」がランクインしていたが、今回の調査では「X_旧Twitter(4.4%)」となり、0.6ポイントマイナスで4位となった。

さらに男女別で見てみると、男性は「Google(54.3%)」「Yahoo!(24.3%)」「YouTube(6.4%)」の順で、女性は「Google(46.3%)」「Yahoo!(25.9%)」「Instagram(5.7%)」の順で検索しており、男女ともに「Google」の利用が圧倒的であることが分かった。男女の違いが見られたのは3位だ。前回調査より2.1ポイント伸ばして男性は「YouTube」を検索に利用している。解説系動画を参考に調べ物をしているのだろう。一方で女性は「Instagram」を検索に利用しており、物事の背景などを知りたいというより、見た目や個人の感想といった情報を参考にしているのかもしれない。

予測キーワードで検索する割合が増加

生成AIを活用している企業は17.3%にとどまる 業界・企業規模での差が明確に【帝国データバンク調べ】
前回より予測キーワードへの抵抗がなくなってきたようだ(「ナイル株式会社」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

利用頻度の高い検索エンジンについて見てきたが、欲しい情報を得るためにどのように検索をするのだろうか。検索エンジン利用時のキーワード検索の方法について質問すると、「キーワードを複数入力する(70%)」がもっとも多く、次いで「キーワードを1つ入力する(59.2%)」「キーワードを入れたあとに出る、予測キーワードで検索する(33.6%)」だった。「キーワードを入れたあとに出る、予測キーワードで検索する」が前回調査より12.8ポイント増加している一方で、「1回の検索で回答が出ず、複数回検索する」と回答した割合は前回より9.6ポイント減少する結果となった。AIツールの浸透によって、検索予測などへの抵抗がなくなってきたのかもしれない。

生成AIを活用している企業は17.3%にとどまる 業界・企業規模での差が明確に【帝国データバンク調べ】
(「ナイル株式会社」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

さらに、「検索したあと、どこを見て回答を探す?」と質問すると、「上位のページを見る(70.9%)」「1番上に出てきた情報を見る(47.1%)」「画像(タブ)を見る(21.1%)」の回答順に。一方で、「検索結果に表示された、他アプリに移動する(13.5%)」は前回より5.4ポイント増加していた。他のアプリを検索ツールとして普段使用していることから、抵抗なく他のアプリに移動し、欲しい情報を得るのだろう。

男女における検索ツールの違い、検索方法の傾向、検索後の行動について見てきたが、あなたの普段の検索行動に当てはまっていただろうか。SNSツールの増加とともに、より探しやすいツールが登場するかもしれない。

出典元:【ナイルのSEO相談室】

※サムネイル画像(Image:Primakov / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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