静岡県の三島市は、富士山の南側、伊豆半島の付け根に位置し伊豆や富士・箱根・方面への起点となる静岡県東部の交通の要所です。
三嶋大社の門前町として、そして、東海道五十三次の11番目の宿場町として古くから栄えた三島市は、富士山の伏流水がいたるところで湧き出でて街中を流れ、「水の郷百選」に選ばれた水の都でもあります。
トップの写真は三島駅北口にあるホテルのエレーベーターホールから見える富士山と東レの工場で、三島ってこんなに近くから富士山が見えるんだ! と感動すら覚えます。
三島市は東京から東海道新幹線で約1時間というほど良い距離にありますので、三島駅から徒歩でも行ける範囲のスポットを中心に紹介したいと思います。
目次
まずは三島大社を参拝しよう
三島駅南口から約1kmの距離、徒歩だと15分ほどで辿り着きます。
伊豆一の宮として、源頼朝が挙兵に際し祈願を寄せ緒戦に勝利したことでも有名な神社です。
本殿は慶応2(1866)年竣工で国指定重要文化財です。
境内には樹齢推定1200年のキンモクセイの木や源頼朝が源氏再興を祈願した際に腰かけたと伝えられる腰かけ石などがあります。
【三嶋大社】
住所:三島市大宮町2-1-5
富士山の伏流水で打たせた三島鰻に舌鼓
三島の鰻は同じ静岡県内の浜名湖の鰻と肩を並べるほど有名です。でも、鰻の生産地ではありません。
富士山の伏流水で4日から5日泥を抜いて身を引き締まらせてから調理をするので、三島の鰻はおいしいのだとか。
街歩きをしていると鰻を提供するお店が多いことに気が付くと思います。
私も一度食べてみましたが、なるほど、噂にたがわず美味でした。
静岡県観光協会では鰻の名店を紹介するサイトで三島市内のお店も紹介されています。
源兵衛川のほとりを歩いてみよう
三島駅南口に近い楽寿園の池が水源の川で夏でも冷たいと感じるほどの水温です。
遊歩道が整備されていて涼を感じながら散歩することができます。
町の中にこんな清流がある三島市がとても羨ましいと感じる場所です。思わず移住してもいいかもなんて考えながら、水の音を聞きながら歩いてみたい...。
伝統菓子の兎月園カフェでひと休み
1936年創業で三嶋大社門前の旧東海道に店を構える老舗和菓子店が2021年4月にオープンしたカフェです。
地元三島では、記念日や出産の祝い返しに利用されるほどの高級和菓子を提供しています。
今回は、練り切りの菓子と冷たい抹茶のセットをいただきました。和菓子の上品な甘さが三島市民の心を捉えているのだと思いました。
ちなみに、兎月園では和菓子の手作り体験もやっているのだとか。
【和カフェ 兎月園】
- 住所:三島市本町2-1
- 営業時間:平日 9:00~18:00 土日祝 7:00~18:00
- 定休日:木曜日
箱根西麓野菜とみしまるかん
直売ファーマーズマーケット みしまるかんに立ち寄りました。
三島・函南エリアの生鮮野菜やここでしか購入できない加工品が広い販売スペースに並んでいます。
伊豆箱根鉄道の三島二日市駅から1kmほどの場所にありますので徒歩でもアプローチできますが、たくさん買い物をしてしまいそうなので車で行くのがよさそうです。広い駐車場が併設されています。
【直売ファーマーズマーケット みしまるかん】
- 住所:三島市谷田235-8
- 営業時間:9:00~16:00(水曜定休)
三島をPRする日本大学矢嶋ゼミの学生たち
三島駅の北口に日本大学国際関係学部があります。
こちらの大学の矢嶋ゼミの学生たちは、地元三島のPRをテーマの1つとして歴代のゼミ生らが地元プロバレーボールチームと共同で三島PR動画を作成したりしています。
地域を熟知した、今年3年生のゼミ生が、お客様をホームグラウンドである三島で"もてなすツアー"をコンセプトに三島市観光協会のアドバイスを受けながらツアーを企画しています。
地元を熟知する学生が企画したツアー、興味津々です。
矢嶋ゼミナールとは
観光を素材に地域活性化を研究するゼミナールです。
今回のツアー企画は3年生16名(男性:6名、女性10名)が担当しています。
学生の出身地は、茨城から長崎まで全国各地。
担当教員:准教授 矢嶋敏朗
さいごに
いかがでしたでしょうか。
私の感想としては、街歩きにほど良い大きさの町。その中に、パワースポットあり、自然あり、美食あり、伝統菓子あり、地物の野菜ありと、魅力が詰まった町、それが三島です。
しかも、三島駅周辺の徒歩で回れる範囲はほぼ平坦な地形で歩きやすいのです。
冬は雪も降らず温暖ですので1年を通して観光シーズンといえるでしょう。伊豆半島へのお出かけの途中に立ち寄るのもアリかもです。
ところで、ここで紹介したスポットを日本大学矢嶋ゼミ生が紹介するツアーができました。
12月の上旬に実施予定で、下記URLから申し込みができますので、ぜひみなさま参加してみてくださいね!あなたもきっと三島が好きになるでしょう。
文・写真・えいた/提供元・たびこふれ
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