Image Credits:Together ALS

医療格差のある地域では、多くのALS患者やその家族がクリニックに通えず、無線LANや自宅のコンピューターにアクセスすることも難しいと言われている。

Answer ALS FoundationのマネージングディレクターであるClare Durrett氏は、研究で音声サンプルを収集している際に、スマートフォンが声を保存する優れた代替手段であることに気付く。そして、このようなサービスを受けられる診療所にアクセスできずにいるALS患者に、Together ALSを代替手段として提供し、最終的には人々が自宅にいながらより多くの研究に参加できる選択肢を提供したいと考えたそうだ。

なおアプリの次のフェーズでは、ユーザーが既存の音声サンプルや、時間の経過とともに追加されるフレーズ、アンケート質問、自宅での遺伝子検査を通じて、継続的な研究に参加できるようになるという。

(文・Haruka Isobe)