一番大切なエサのつけ方は、エサの赤ケブはハリの形「し」の字のように曲げることなく、真っすぐになるように刺す。長さはハリ先から1cm前後出し、食い込みを良くする。私の仕掛けは小型のL型テンビンに8号オモリをセットし、キスがエサを口にしたとき何の違和感を感じることがなようにしている(通常の仕掛けのようにテンビンに直接仕掛けを固定してしまうと違和感を感じてエサを吐き出してしまう)。
1投目から好反応
さて、当日はボートに釣具を積み込んで午前7時ごろにポイントに到着した。満潮は午前8時なのでまだ満ち込んでいる。アンカーを入れる前に2人で第1投。仕掛けが着底するのを待ってイトフケを取っていると、いきなりツーンツーンとサオ先をひったくっていく強烈なアタリ。
再び仕掛けを引き寄せるとさらに鋭いアタリ。少し送り込んで2~3秒待つ。再び動かすと強烈なキスの引き。軽くアワセを入れると乗った。慎重に寄せると16cm前後のキスだった。岩本さんにもひと回り大きな18cm近くあるキスが釣れた。ここでこの釣り場の海底が砂地でキスが釣れたことが分かったのでアンカーを投入。
2人で10尾前後ずつ入れ食いした後、潮が止まり、アタリも止まった。水分補給を行い、熱中症にならないようにする。
本命52尾ゲット
9時ごろになると再び潮が動きだした。大潮のためか潮流れも速くなり、潮目も発生。その潮目付近に仕掛けを投入すると1投目からキスがダブルで釣れた。岩本さんも仕掛けを上げるたびにダブルで釣りまくる。10時までほんの1時間ほどであったが、キスの入れ食いが続き、気づくとクーラーの中はキスだらけに。これ以上釣っても食べきれないので納竿とした。
釣果は、岩本さんが20cmを頭に52尾、私も同様の釣果だった。型は少し中型18cm前後が主体だったが、キスの引きを十分楽しめた一日だった。