ホテル施設のオペレーションやDX事業を展開するfav hospitality group株式会社(以下、FHG)が、知的障がいのある作家が手がけるアート作品を、洋服やバッグなどにして販売する事業などを行う企業株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)とコラボレーションプロジェクトを実施しています。

特定の客室宿泊者とホテルが、アーティストへ宿泊料の一部を支払う共同プロジェクトを開始しました。

泊まって、体験して、応援する。

具体的には、FHGが運営する「fav」「FAV LUX」シリーズのホテルに「ヘラルボニールーム」という客室を設置。

ヘラルボニー契約作家の作品が、室内のインテリアや食器、家具に散りばめられた「アーティストの個性を感じてアートに触れられる」という空間だといいます。

通常、ホテルに宿泊する際、宿泊した施設内や客室にアートが飾られていても作家に利益が入ることはありませんが、今回のプロジェクトでは、1泊当たり宿泊者・FHGから250円の計500円がアート作品の利用料としてヘラルボニー契約作家に支払われるそうです。

FHGの親会社である霞ヶ関キャピタル株式会社は、「障害のある方々への支援ではなく、彼らの作品に対する利用料を支払うことで、作家の活躍の場を広げ、創作活動やその普及に繋げていく取り組みです」とコメントしています。

宿泊体験記も特設サイトで公開

「fav」「FAV LUX」シリーズの鹿児島・広島・飛騨高山・長崎・熊本のホテルには、段差をなくす、スペースにゆとりを持たせるなど障がいのある人に向けて配慮して設計された「ユニバーサルルーム」も設置されています。

旅を自由に楽しむためのコンテンツとして、特設サイトでは同プロジェクトに合わせたユニバーサルルームの宿泊体験記を紹介。旅にハードルを感じる人の目線でつづられたエピソードが公開されています。