エアクリーナーは、エンジンに空気を供給する際に、ゴミや埃などをろ過する役割を担っています。エアクリーナーのフィルターが汚れていると、エンジンの吸気効率が低下し、燃費が悪化したり、エンジンの出力低下や不調の原因になったりします。
そのため、定期的にエアクリーナーを交換することが重要です。エアクリーナーの交換頻度は、一般的には10,000km~20,000km走行か、1年に1回交換すると良いでしょう。
比較的簡単な作業ですが、車種によってはタンクを外さなくては作業ができないものもありますので、その場合は専門店にメンテナンスを依頼しましょう。
スパークプラグの点検
スパークプラグは、エンジンに火花を発生させ、燃料を燃焼させる重要な部品です。スパークプラグが正常に作動していないと、エンジンがかかりにくくなったり、エンジンの出力低下や不調の原因になったりします。
スパークプラグの点検は、スパークプラグを外して、電極の摩耗具合やカーボン付着の状況を確認します。スパークプラグの交換頻度は、10,000km~20,000km走行ごとに交換することをおすすめします。
スパークプラグの交換には、プラグレンチなどの専用工具が必要です。さらに適切なトルクで締め付けを行わないと思わぬ破損に繋がります。工具が揃っていない、もしくは作業に自信がない方は専門店に依頼しましょう。
冷却水のチェックと補充
水冷エンジンの場合、エンジンの冷却に冷却水を使用していますが、冷却水も走行距離や時間とともに劣化するため、定期的にチェックし、不足している場合は補充する必要があります。冷却水の量は、リザーバータンクを見ることで確認します。冷却水の量が減っている場合は、リザーバータンクに専用の冷却水を補充します。
冷却水には腐食防止効果もあるので、定期的な交換はエンジン寿命を延ばすことにも繋がります。また、ラジエーターキャップは、密閉、加圧、負圧という役割を担っており、劣化しやすいため、5年ごとに交換するようにしましょう。