こんなことすべて立候補の段階で説明しそれが評価されて誘致に成功したのだから勝手に変えられないし、各国は文句言うべきでないし、選手がガタガタいうなら説得すべきだ。

パリ五輪の選手村を東京の代々木公園の辺りにあてはめると、会場はほとんど、渋谷・千代田・港・中央区あたりの距離に収まっており、地下鉄が利用できるので、バスなどの利用は最小限にした。

主催者側は、できるだけエコ五輪に徹しつつ、様子を見ながら最小限の妥協をしたのであって、間違った方針とはいえない。

セーヌ川のトライアスロンは、必死の努力をして、環境改善のテストケースにし、パリのイダルゴ市長が自分で泳いでみせ、強行した。一部の選手から不満が出たが、東京五輪のトライアスロンでも、批判を抑えて水質が良くないお台場で強行開催したのを日本人は忘れている。2016年のリオ五輪も同様の問題であって、いずれの場合でも嘔吐した選手もいた。そもそも、都市型トライアスロンは難しい。

そもそもいえば、東京で酷暑に開催することの過酷さは人道的だったのかだって忘れてはならない。