3年以上たまっていると危険

 前述の漫画家のケースは節税の方法が不適切だったということではなく、数年間にわたり納税をしなかったというケースだが、意外にも個人事業主ではしばしばみられるという。

「忙しかったり、単に面倒だったりという理由で3年くらい確定申告をせずに溜まってしまっているという人は、たまにいます。3年以上たまっていると危険といっていい状況で、特に事業がうまくいって有名とまではいかなくとも世間的に名前が知られるようになると、税務署に目が付けられやすくなるので、注意が必要です。税務署のほうからお咎めを受けるかたちになると相当のペナルティーと手間を覚悟しなければならなくなるので、早めに税理士に相談して対処すべきです。そもそも『税務署から目をつけられなさそうだから確定申告しなくても大丈夫だろう』などという発想自体が過ちの元になってきます」(都内の税理士)

(文=Business Journal編集部、協力=菅原由一/SMG菅原経営代表取締役、税理士)

提供元・Business Journal

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