■先祖直伝:地震前に確認されたその他の異常

  1. 「海の水がにごるのは地震の前触れ」(岐阜県)
    「昭和南海地震の前に見られた」とあるが、これも前述の中村不二夫氏が収集した前兆例に含まれている。高知県宇佐町沖で操業するサバ漁船は、船の流れを安定させるための漁具にドロドロしたヘドロのような汚物が付着し、海藻が腐ったような異臭がしたという。
  2. 「イワシ雲が出ると地震がおきる」(秋田県鹿角市)
     いわゆる“地震雲を含めた空の異変は、通常の雲との見誤りも多く、長く前兆現象について研究してきた筆者でも判断が難しい。他の前兆現象と併せて判断することが望ましいというのが筆者の結論である。
防災「言い伝え」MAPを徹底検証!「先祖直伝 10の知恵」鵜呑みにしてはいけない伝承も!
(画像=King of Hearts – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる,『TOCANA』より 引用)