潮干狩りシーズン時は、人気のターゲットとなるマテ貝ですが、その独特な採取方法が人気の引き金となっています。それは、「隠れ家に塩を盛って引き出す」というかなりユニークな方法。そこで今回は、そのユニークな採取方法に注目し、効果が1番強かった塩の量を調査する自由研究のテーマを提案致します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)

潮干狩りしながら自由研究のススメ:「マテ貝」が一番反応する塩の量を調べてみよう

準備するもの

準備するものは以下です。

服装

長袖、長ズボン、長靴、軍手、タオル。

道具

巣穴を見つける為に使う移植後手、採取用のバケツ、計量スプーン、食塩。

潮干狩りしながら自由研究のススメ:「マテ貝」が一番反応する塩の量を調べてみよう計量スプーン(提供:TSURINEWSライター松永一幸)

研究の手順

実際に採取&研究していきましょう。

マテ貝とは

鞘に収めた馬手差(刺刀)に近い形状からこの名がつけられた、二枚貝の仲間です。

採取方法の確認

マテ貝は塩分濃度に敏感であり、急激な変化があると巣穴から飛び出す性質がある為、その特性を利用して採取する。

塩の量の単位を決める

1g単位にするか、5g単位にするか、研究の充実度も加味して、増やしていく量の範囲を決定します。

「マテ貝の数」と「塩の量」を記録

塩の量毎に採取量を写真に撮り、塩の量とマテ貝の採取量の関係性を追求する。

資料作成

得られた結果を元に、マテ貝の生態や特徴を明記し、「塩分濃度変化」を1番効果的に与えられた塩の量を分かりやすくまとめる。

採取の注意点

巣穴は、カニやゴカイの物と似ているので、移植後手で砂をどかし、探す際に注意が必要です。菱形の穴な為、事前に穴の形状を写真で確認しておきましょう。

潮干狩りしながら自由研究のススメ:「マテ貝」が一番反応する塩の量を調べてみよう波の大きさに注意(提供:TSURINEWSライター松永一幸)

まとめ

楽しいマテ貝の採取ですが、そのユニークな特徴も理解した上で、採取を行うと、更に新しい発見や意外な結果も得られると思います。効果的な値を導く為には、下調べが大切だと実感出来るので、是非ともこのテーマに取り組んで欲しいと思います。