【最近気になる注目ワード・54】多くの人が幼少期に触ったことのある楽器「タンバリン」。しかし、令和の子ども達の間では「タン『ブ』リン」で呼ばれているようだ。一体どういうことなのか、詳しく迫ってみよう。

「タンバリン」は「タンブリン」って知ってた!? 呼び方の違いで世代がわかる
(画像=タンバリンの呼び方が知らない内に変わっていた!?(画像はイメージ),『BCN+R』より 引用)

実は昔から「タンブリン」が正式な名前!?

 円形のフレームに皮が張ってあり、手で叩いて音を出す楽器といえば「タンバリン」を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、今の子ども達の間では「タンブリン」と呼ばれているようだ。

 SNS上でも「子どもの教科書に『タンブリン』って書かれててめちゃくちゃ驚いた」「子どもが『タンブリン』って言うから間違いを指摘したら、合ってるって言われて、本当に教科書に書いてあった……」と驚きの声が続出している。

 教科書に書かれているということは、どうやら「タンバリン」ではなく「タンブリン」が正式な名称ということなのだろう。

 そもそも教科書に記載される音楽関連の固有名詞の表記は、文部科学省が出している「教育用音楽用語」にならっている。その表記が「タンブリン」なので、教科書もタンブリン表記になってきているようだ。

 しかも最近変わったのかと思いきや、1978年改定時の「教育用音楽用語」資料にも「タンブリン」と記載されているという指摘が。実は昔からの公式設定だった可能性もある。

ヤマハの公式サイトも「タンブリン」

 英語の表記では「tambourine」なので、確かに「タンブリン」の方が近い気もする。ちなみに楽器メーカー「ヤマハ」の公式サイトでも、商品名には「タンブリン」の表記が採用されていた。

 時代とともに名称は変わる場合もあるため、子どもとのコミュニケーションには注意が必要だ。ネイティブの声を聞いてみて、どちらが実際の発音に近いのか確認してみるのも面白いかもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

提供元・BCN+R

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