石破茂です。

自民党総裁選挙について、土曜日に本籍地である鳥取県八頭郡郡家殿の神社前で立候補への思いを表明する予定です。

石破茂氏HPより

今回は、最初に地元でふるさとの皆様に気持ちを伝えたいと何度か申し上げておりました。昭和59年に最初に衆議院に立候補した時の原点に返る、といったような気持ちでもあります。 政策の発表など、いわゆる記者会見は、別途後日に行う予定です。

今回もし同志の推薦をいただいて出馬することになれば、5回目の挑戦となります。おそらく最多記録となりますが、それ自体とてもありがたく、幸せなことだと思っております。ご支援ご支持下さる皆様、本当に有り難うございます。お気持ちを決して無にしないよう、全身全霊で臨みます。何卒よろしくお願い申し上げます。

8月12日から14日まで、超党派の安全保障関係議員で台湾を訪問して参りました。短期間ながら、頼清徳総統をはじめとする政権首脳陣、安全保障会議メンバー、野党代表、シンクタンクの研究者などと、極めて濃密かつ真摯な議論が出来たと思っています。事柄が事柄だけに詳細は記せませんが、ウクライナ侵攻から我々は何を学ぶべきか、台湾有事とは具体的にどのような危機を想定すべきか、それについて日本としてどのような備えをするべきか、こういった実質的な議論の積み重ねから、日米台それぞれの役割や、地域の安定のために必要な法整備、予算、装備、訓練などを導き出す必要性について改めて認識しました。

また、台湾の国民保護・災害避難民支援の態勢についても、聞くほどに日本の体制を抜本的に見直す必要性を痛感しました。本年4月の花蓮における震災対応の見事さは、台湾政府の市民の安全に対する強固なコミットメントを反映したものであり、多くの方にこの事実を知って頂きたいと思います。ネットで「台湾の避難所」と検索いただければ、いろいろ知っていただけるかと思います。

岸田総理の総裁選不出馬は、考えに考えられた熟慮の末の孤高のご判断だったのだと拝察いたします。三年間、常人には考えられない激務をこなされたことに対して深甚なる敬意を表し、果たされた幾多のご功績について感謝の念を捧げます。この件については、また回を改めて書かせていただきたいと思います。