計算と切っても切り離せない存在が「単位」である。ときにはこの単位を誤って認識し、とんでもない計算ミスをしてしまうことも。

今回は、そうした事態を防いでくれるにも関わらず、半数近くの人々に「存在しない」と思われている、不遇すぎる電卓キーについて探っていこう。

■「HMS」と「YMD」、実在するキーはどちら?

100cmは1m、1000gは1kgといった具合に、物事の規模は複数の単位によって書き換えが可能。

しかし、道路の案内標識に「cm」の単位が用いられないように、我々は「基準となる単位」や状況に応じた「最も認識しやすい単位」を無意識に考え、選択しているのだ。

さて、電卓には表示された数値を「3種類の単位」に変換する「HMS」(時間・分・秒)キーか、「YMD」(年・月・日)キーのどちらが、実際に搭載されているかをご存知だろうか。

なお、片方は実在するが、もう片方が記者が5秒ほどで考えた「実在しないキー」である。Sirabee編集部が実施した全国の10〜60代の男女654名を対象とした選択形式のアンケートにて、こちらの質問を用意したところ…。