アイウェアブランド「ジンズ(JINS)」を手掛けるジンズホールディングス(以下、ジンズHD)は7月12日、2024年8月期通期連結決算の業績予想を上方修正した。売上高は799億3900万円(前回発表は796億3800万円)、営業利益は63億円(同55億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は35億円(同29億円)に修正した。
ジンズHDは、国内におけるサングラスなどの商品の売り上げが好調で、海外においても台湾での新規出店などが業績を押し上げ、最終利益が35億円となる見込み。期末の配当予想も前回予想の1株当たり21円から4円増額し、1株当たり25円に修正し、年間配当は45円に修正した。
ジンズHDは同日、2024年8月期の第3四半期決算(2023年9月1日〜2024年5月31日の期間累計)を発表した。売上高は591億6300万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は50億600万円(同37.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31億7300円(同47.5%増)と大幅な増収増益だった。
さらに、ジンズHDはベトナムへの進出も発表、全額出資による100%子会社を設立し、2025年夏ごろを目処にホーチミン市に1号店を出店する計画だ。ジンズHDは中国を始め、台湾、香港、米国にすでに進出しており、5月末時点で249店舗を海外に展開している。第3四半期での海外事業の売上高構成比は23.7%で前年同期から8.3%増加している。
文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO
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