窓子デース!!
全7回でお届けする"窓子が体験した晩夏のデンマーク"。今回はその3回目。
ついに観光ですよー。
"生きるべきか死ぬべきか"『ハムレット』の舞台になったクロンボー城
Helsingør(ヘルシンノァ)という場所に娘婿のパパが住んでいて、お食事に招待されました。
じゃあついでに近くの城も行ってみるか的に訪れたクロンボー城。Kronborgは、日本語読みだとクロンボーですが、地元民はコングと呼んでいます。
生きるべきか死ぬべきか、『ハムレット』の舞台になったのがクロンボー城。シェークスピアは、古い北欧の伝記からヒントを得て執筆したようです。
この日も快晴!
お土産物で完全装備したお子様。勝手に撮ってスミマセン。だって可愛い過ぎる〜!
入り口は遠く。。。
ここから写真撮りまくり!!
城内に入りました。
クロンボー城は、一度スウェーデンに攻め込まれ、また火事でも消失したようですが、それでも400年以上の歴史があります。
対岸にスウェーデンが見えます。お天気も良く、眺めは素晴らしかったです。
夏のヨーロッパ最高‼️(笑)
塔に上がるのは階段のみで、まぁまぁ狭いです。148段ありますので、着いた時はゼーゼー(-。-;
そこから今度は地下に入りました。
ハイ、明るいですね。写真に撮ると明るい仕上がりになっていますが、実際は真っ暗でした。
この中に居るのが現実。何も見えず、明かりも特にナシ。
な、何かいる。
んん?
時々ライトに照らされます。
像の名前はホルガー・ダンスク。大変有名な方らしい。
デンマークに危機が訪れた時はホルガー・ダンスクが目を覚まし、国を救うという伝説があります。
でもどうして地下にいるのかな?
マジンガーZとかサンダーバードも地下から発進するのは、この「勇者はいつもは地下に眠っている」というオジエ・ル・ダノワに代表されるようなヨーロッパ独自の伝説からヒントを得たのかもしれないですね。
(平成時代のヒーローモノは知らないので、例えが昭和でスミマセン。)
真っ暗な地下に置いてある像は、なぜか威厳に満ちていました。
本当に目覚めそう...(°▽°)
スマホのライトを当てながら歩いていたのに、わからなかった。床はまぁまぁフラットだったのか。見てないけど。こんな美しい風景(-。-;
昔牢屋として使われた感満載な小部屋...。
というわけで、本当に地下道は真っ暗で、後から写真を見てビックリだったわけです。
でもこの真っ暗な地下道は素晴らしかった‼️
もう一度訪れたい場所でした。しかし真っ暗なのに何でかな(・・;)
さて、次は王様の居住スペースへ!
王様のお部屋ですね〜。
至る所に暖炉あり。
古い海外ドラマ、ツインピークスの小部屋を思い出しちゃいました。赤くないけど(笑)
観光客用の寝転んでも良いベッドに腰かけてお姫様気分に浸る。
肖像画がね、近くで見ると割と怖いです。
王様、接見の間。
なんかめちゃめちゃ広かった。
.....ちょっと写真上げ過ぎた感が。まだまだあるんですが、写真集ではないのでこれくらいに。
窓子はコロナ前にモン・サン・ミシェル(フランス)にも行ったのですが、クロンボー城の方が良かったような。
もちろん、あちらは教会でこちらはお城なんですが...もっともこの時代は教会も城も要塞だったりします。
火災により、16世紀くらいに建て直されたクロンボー城。
北欧の歴史はよくわかりませんが、あれだけ近い対岸に他国があったのなら、きっと様々な物語を生んできたことでしょう。
To be or not to be(生きるべきか死ぬべきか)
beを"生きる"と日本語に訳したのは素晴らしいです。
「王位を持つ者の定め」に生きる『ハムレット』の苦悩をほんの少し味わいながら、クロンボー城を後にしました。
Farvel!(ファベール)またね!
クロンボー城
- 所在地: Kronborg 1B, 3000 Helsingør, デンマーク
- 入城料:125DKK、学生115DKK、子供(18歳未満)無料
- 営業時間:11~4月 11:00~16:00(毎日)、5~10月 10:00~17:00(月曜休み)
文・写真・窓子/提供元・たびこふれ
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