フランスのクルーズ会社PONANT(ポナン)は2025年夏、「ル コマンダン シャルコー」号で巡る、北極圏・バフィン湾クルーズの販売を開始した。

同クルーズ船は、どの船よりも早い2025年3月6日(木)に初航海する。全12回のクルーズ、2つの新たな旅程を含む7つの旅程で、素晴らしい北極の世界を探検してみては。

北極から南極まで探検できる珍しいクルーズ船

船乗りが始めたフランスのクルーズ会社「ポナン」。3本マストの「ル ポナン号」から始まり、2010年には世界で初めて極地をクルーズすることを前提に建造された「ル ボレアル号」を含む4隻の姉妹船を建造し、業界最大の南極送客数を誇る。

今年創業35周年を迎える同社は、より責任ある観光と意義のある探検の航海に取り組んできた。フランス籍の全13隻の客船は、環境に配慮した最新の機器を備えている。

同社は、ラグジュアリーエクスペディションクルーズのグローバルリーダーとして、北極から南極まで魅力あふれるあらゆる地を案内するとともに、我が家のようにくつろげるプライベートヨット感覚でカリブ海や地中海クルーズも楽しめる。

全12回のクルーズと7つの旅程で巡る北極圏

世界で唯一の豪華砕氷船「ル コマンダン シャルコー」号は、北極圏の春の特別な雰囲気の中、氷の奥深くまで航行し、ゲストに一足早いユニークな体験を提供する。

出航日によっては、ノルディックスキー・ポーラートレッキング、犬ぞり、カヤック、ポーラーダイビング、穴釣りなどが体験でき、7つの旅程ではすべて、大自然に限りなく近い冒険体験ができる。

「ル コマンダン シャルコー」号での旅は、2025年3月6日(木)〜9月25日(木)まで、12クルーズ7旅程となっている。その内容を一部見てみよう。

グリーンランドの春

セントローレンス湾からグリーンランド南西海岸への特別な航海は、かつてないほどの美しい白さが支配する世界だ。

グリーンランドの春に浸り、氷に覆われたディスコ湾を探検する同クルーズは、この時期ならではのもの。息を呑むような美しさの氷の大聖堂を背景にハイキングをしたり、北極圏の野生動物を発見したり、オーロラを追いかけたり。どのアクティビティも、新たな素晴らしい一面を見せてくれるだろう。

クルーズ「セントローレンスからグリーンランドへ、冬の最後の瞬間」は、2025年3月6日(木)〜3月21日(金)の15泊16日。クルーズ代金は、21,095ユーロから。

クルーズ「ディスコベイ イヌイットとの出会いと未知の発見」は、2025年3月21日(金)〜4月5日(土)と、2025年4月17日(木)〜5月2日(金)の2回行われる。クルーズ代金は、21,030ユーロから。

2つの北極点を求めて

2025年夏、「ル コマンダン シャルコー」号は、磁極的北極点と地理的北極点を探す、歴史的な北極横断航海の舞台となる。20人の国際的な研究者達からなるグループが、大規模な科学プロジェクトに取り組む。

北極圏の偉大な謎を解き明かそうとする、専門家たちの試みに立ち会うことができるゲスト達は、今までにない特別な発見に立ち会う事ができるかもしれない。

同クルーズ「2つの北極点の探求」は、2025年9月5日(金)~9月25日(木)の20泊、21日。クルーズ代金は、41,210ユーロからとなる。

冒険心を忘れない人たちのためのクルーズだ。

Ponant

(田原昌)