■「馬大頭」の生態は…
「オニヤンマ」は、体長10cmの日本のトンボでは最大となるオニヤンマ科のトンボ。まるで鬼みたいな顔と、体の黒色と黄色の横縞模様が鬼がはいているふんどしを連想させることから、このように呼ばれるようになったと言われています。
幼虫は細流の砂中で育ち、初夏に羽化。成虫になるまで3〜5年と長い期間かかるため、安定した水域でなければ生息できないといいます。
成虫は6~9月に出現し、森林や小川、道路や水路のうえを往復して飛ぶことも。北海道から西表島に生息していますが、東京都では「絶滅危惧II類」に分類されています。