4月入社の新社会人は入社してからまもなく半年が経過し、理想と現実とのギャップを感じて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

マーケティングリサーチ事業を運営する株式会社Skyfallが、社会人1～2年目の正社員（20～25歳）を対象に、「就活・就職・離職」に関するアンケート調査を実施しました。

就活時の理想の職場は？

社会人1～2年目の正社員の人たちは、就活時にどのような職場を理想としていたのでしょうか。

「就職活動の際に思い描いていた、理想の職場」について複数回答式で質問。最多の回答は「人間関係が円滑である（51.4％）」、続いて「給与が高い（48.7％）」、「休暇取得がしやすい環境である（44.6％）」という結果になりました。

一方で、「実力主義で評価される」と「若手の裁量が大きい」はどちらも10％に満たないことが分かりました。

就職活動の時点では、多くの人が実力主義やキャリアの成長機会などよりも、職場の人間関係や福利厚生を重視しているようです。

過半数がギャップを感じている

その後、入社してギャップを感じた人は少なくないようです。

「初めて入った企業の入社後にどれくらいマイナスなギャップを感じたか」と尋ねると、「マイナスなギャップを感じたことがある」と回答した人は、全体で54.4％と過半数を超えました。

さらに、社会人1年目よりも社会人2年目のほうが「マイナスなギャップを感じたことがある」と回答している人が12.0％高く、入社当初は感じなかった現実の厳しさや職場環境の課題に、時間が経つにつれて気づくことが多いのかもしれません。

転職のきっかけは「人間関係」？

転職経験のある社会人2年目の正社員と、転職経験のない社会人2年目の正社員のそれぞれに「初めて入社した企業の悪かった点」について複数回答式で質問。転職経験の有無に関わらず、給与の低さに不満を持っている人が最多だったといいます。