スピード、ダウンフォース、コーナリング性能などはR35から劇的に進化

日産が誇る2ドアスポーツカー「GT-R」次期型に関して、重要な証言が語られた。

現行型GT-Rは、2007年に「スカイラインGT-R」後継モデルとして登場、最新の全輪駆動システムが組み込まれるなど、当時最先端の技術が導入されたが、すでに17年が経過、次期型の期待が高まっている。

すでに生産終了が迫っているGT-Rだが、日産のヨーロッパのデザイン担当副社長であるマシュー・ウィーバー氏は、最近の「TopGear」誌のインタビューにて、GT-R次期型には、「ゴジラの要素」が取り入れられることを明かした。

同氏はこのインタビューで、「GT-Rは、エアロ、スピード、パフォーマンスの各分野でパフォーマンスを発揮する必要があり、それが決め手になる。次期型でもビジュアルのコンテストで勝つことが目的ではなく、非常に機能的なマシンであることが重要だ。私は、最初のGT-Rの開発で、風洞で昼夜を過ごしたことを覚えているが、それ以来、他のモデルでそのようなことはしたことがない。その思いは普遍だ」と語った。

そして「次期型は『ゴジラ』的な要素も加えるつもりで、スピード、ダウンフォース、コーナリング能力などに関して、R35から劇的な変化が期待できる。だが、後部の4つの丸いテールライトなど、いくつかのDNAは継承されるだろう」と締めくくっている。

同氏の発言からは、2023年に公開された次世代高性能スーパーカー「ニッサン・ハイパーフォース」が思い浮かぶ。フロントエンドはまるでゴジラの顔を彷彿させ、最大出力1000kWを発揮するBEVモデルだ。

GT-R次期型は、ハイパーフォースの市販型となるのか、答えはもうすぐ出るだろう。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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