公益財団法人日本財団ボランティアセンター(以下、日本財団ボランティアセンター)は、「子どもと未来を創るソーシャルアクションキャンプ in 東ティモール」に参加する学生ボランティアを募集しています。
ボランティア期間は、第1陣の10月13日(日)~22日(火)、第2陣の11月3日(日)~12日(火)で各10人を派遣予定とのこと。
アジアでもっとも新しい国「東ティモール」
アジアの最南端に位置する東ティモールは、2002年に独立した“アジアでもっとも新しい国”です。
国土は1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)とほぼ同じ広さで、透明度の高い青い海に囲まれ、内陸部には2,000メートル級の山々が連なるうつくしい自然が魅力だといいます。
その一方、1970年代から独立に至るまで続いた独立闘争の過程で社会インフラが大きな影響を受け、独立後も貧困や子どもの栄養不足、治安の悪化など多くの課題を抱えていたようです。
国連を中心とした国際社会の協力もあり徐々に治安が回復し、2012年には大統領や国民議会選挙を実施。過去10年以上、民主的な選挙が行われるなど民主主義が定着してきたといいます。
これらの成果から、現在の東ティモールは国連や国際社会による支援の成功モデルの1つであるといわれています。
教育課題に向き合うボランティアプログラム
平和な生活が定着してきた東ティモールには、若い世代が多いという特徴もあります。
平均年齢は20.8歳で、約134万人の人口のうち約4割が15歳以下だといい、成長過程の同国にとって未来に向けた大きな可能性ともなるといえるでしょう。
しかし、増加していく子どもの数に対して学校の施設や教員が不足しており、全校生徒が一度に通うことができず、教育の質や学びの機会が制限されているという課題があるようです。
今回のボランティアプログラムでは、東ティモールの子どもたちに向けて、学生ボランティア自身が得意なテーマ(例:スポーツ・語学・算数、工作など)を子どもたちに教えたり、交流していくそうです。