社会人向け教育サービスを提供するアルー株式会社が、2025年卒内定者を対象としたアンケート調査を実施。内定者が入社までの期間、企業に求めていることを明らかにし、「25卒内定者アンケート調査~内定者フォローの“正解”とは~」と題して調査結果を公開しています。
同社によると、就職活動の開始時期や内定時期が早期化している昨今、入社後の社員定着を図る企業による「内定者フォロー」の重要性が高まっていることを背景にこの調査を実施したそうです。
7割以上の内定者が「不安」
内定者が入社までの期間に抱いている感情を、複数回答式でたずねると「不安」が73.2%で多くを占めました。「期待」(38.6%)と比べて、倍近い数字となっています。
具体的には「社会人としての生活に適応できるか」、「先輩社員や同期とよい関係を築けるか」などの不安の声が挙がりました。
内定者フォローはどうあるべき?
そんななか、内定先の企業に入社後を見据えたフォロー施策、「内定者研修」「内定者同士の懇親会」「職場見学」などの実施を内定者が求めていることも明らかになりました。
アルー株式会社は「目的を整理したうえで、テーマに応じた研修を企画することが重要」とし、「内定辞退/早期退職防止」、「配属後アンマッチの極小化」などの目的を明確にし、それぞれの目的に合わせた企画を行うよう提唱しています。
調査概要
データ収集期間:2024年7月8日(月)~2024年7月10日(水)
データ収集方法:アンケート
回答者:2025年春就職予定の学生
回答者数:414人
性別・年齢の内訳は以下の通りです。
【男性】
18~19歳 27人/20~29歳 177人
【女性】
18~19歳 59人/20~29歳 151人
調査主体:アルー株式会社