今なお多くの人々が追い求め、研究者が調査を行っているUMA、ネッシー。先日、研究者らが水中聴音器を使用してネス湖内の音を検出したところ、まるで心拍のような独特の拍動音を検出したと発表されて話題になっている。

 地元メディアの報道によると、今回の発見は今月初め頻繁に現地調査を行っているネス湖探査グループのアラン・マッケンナ氏によってなされたという。

 今回の調査で彼らは水中音を録音するように設計された装置であるハイドロフォンを導入。水中聴音器を約100フィートの深さに設置したところ、なんと機器が「奇妙な音を拾い始めた」ため一同は驚いたという。マッケンナ氏によれば、その騒音は「リズミカルな脈拍または心臓の鼓動」に似たものだったという。しかし彼は安易に未確認生物の実際の心臓の鼓動を聞いたと宣言するのではなく、「私は単に説明のために拍動と表現しただけです」と主張している。それを差し引いても、「何がこのような拍動音を引き起こしているのかは分からないが、非常に興味深い」とマッケンナ氏は語る。

 なお、マッケンナ氏は「ネス湖の水中での視界は非常に悪い」と指摘しており、伝説の「怪物」の可能性のある証拠を提示するためには「音は次善の策だ」とも述べている。現在マッケンナ氏は現場での水中聴音器の配備と調査を継続し、最終的には現場から採取できた音のカタログを作成、水中の音響をより深く分析できるようにしたいと述べている。

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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