日本のスターバックスのこれから

 では、日本のスターバックスも勢いが失速して業績が反転する可能性があるのか。可能性があるとすれば、どのような要因が考えられるのか。

「その可能性があるとすれば、要因は2つ考えられます。コーヒー豆の仕入れ価格や人件費に上昇に伴い価格が徐々に引き上げられていくと、観光客が多いエリアやオフィス街の店舗は大丈夫かもしれませんが、地方都市や郊外の大型店では“価格の許容範囲を超えた”と判断されて客離れが起きる可能性は考えられます。コメダ珈琲店やドトール、コナズ珈琲など他チェーンやより割安な価格帯の競合店も多数存在するため、他チェーンとの競争に巻き込まれてしまうリスクはあります。

 もう一つの要因としては、現時点では店舗数でもスターバックスが圧倒的な存在であり強力な競合相手といえる存在はいないものの、長期的にみた場合に、中国におけるラッキンコーヒーのような強力なライバルが台頭してくるというリスクはゼロではないでしょう」

(文=Business Journal編集部、協力=堀部太一/外食・フードデリバリーコンサルタント)

提供元・Business Journal

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