ボラだってもちろん釣った。中大型ゲストで、パターン化しているのはチヌ、キビレ、シーバス。

陸っぱりライトゲーム愛好家が6年間で釣ったサカナは何種類? およそ30魚種程度かイカした中大型ゲスト(提供:TSURINEWSライター井上海生)

珍しいところでは、南方の魚カライワシ、冬の名物アイナメとクジメ、底物はマゴチ、エソ。

ここにアジ、メバル、カサゴを足して、合計26目となる。メバルは色違いで、赤メバルと黒メバルもキャッチしているので、それを足すと28目。そういえば、アナゴも釣ったので、29目。おそらくもう何魚種かは釣っているので、30目は達成しているだろう。これほど多くの魚と出会える釣りも他にない。

目指せ50目!?

ここまで書いたことは自慢ではない。まったくない。筆者は単に、「ライトゲームはとにかく釣れる魚の幅が広いですよ」とニッコリと紹介したいだけだ。大人はもちろん、できれば少年たちに、入門してほしい。ジグ単、プラグ。巧みにルアーを操って、多魚種を釣りまくるのは、極めれば大得意の特技だ。

陸っぱりライトゲーム愛好家が6年間で釣ったサカナは何種類? およそ30魚種程度かついでに大型も目指せ!(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ライトゲームで30目は、小学生のうちから始めれば、早ければ中学卒業までには達成できる。少年期の目標として、ひとつ胸に抱いておきたい。そして、実はライトゲームで釣れる魚はまだまだいる。ヒラメやメジロなどの大物、夏の海姫・キス。どうせなら50目と、決して過大ではない夢を持ちたい。

ゲストも「本命」と思って遊ぼう

夏の日中。カサゴやハゼも遊んでくれないなら、おもむろにジグへッドにイカゲソをつけて、ゲソングでもしてみるといい。チャリコ、メッキ、フグ、ベラが釣れる。こういった雑魚も、ライトゲームの華奢な竿を曲げてくれる、楽しいゲストだ。筆者にとってゲソングは確立されたゲームなので、このリグで釣れる魚はすべて本命である。釣れて嬉しくない魚種はいない。どうしてもボラだけは厄介だけど。

そういうふうにライトゲームという遊びの幅を広げていると、湾奥アングラーの筆者のように、「チヌもシーバスもパターン化できるな……」と、アジやメバルとはまた違った大本命への道筋が見えてくるのも、この釣りの楽しさだ。経験を積み、テクニックを磨いて、「本命魚種」の数もまた伸ばしていきたい。