改めて言うまでもなく、水分補給は熱中症対策の基本にして、非常に重要な行為。しかし「飲み方」を誤ってしまうと、適切な効果は得られない。

Sirabee編集部が独自に実施した調査では、一定数以上のネットユーザーが、医療関係者から「誤った水分補給」を勧められた経験があると判明したのだ。

■なぜか夏になると謎の都市伝説が…

さて、水分補給と言えばスポーツドリンク。そして、スポーツドリンクと言えば『ポカリスエット』を真っ先に連想する人は多いだろう。

医療関係者が勧めるポカリの飲み方、実は間違っているが… 1割強が「言われた経験あり」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

だが毎年夏になると、なぜかネット上にて「ポカリは水で薄めた方が熱中症対策に良い」という根も葉もない噂が流れはじめるのが、半ば風物詩となっている。

記者はこの風潮を以前より疑問視しており、過去数年に渡って、ポカリを展開する「大塚製薬株式会社」に取材を敢行してきた。

同社は、公式サイトでも「ポカリスエットは、『水分とイオン(電解質)のスムーズな吸収』を探求し、現在の内容成分に決定しており、糖分は水分の吸収を早めるために配合しています。水で薄めた場合は『水分とイオン(電解質)のスムーズな吸収』は、損なわれてしまう可能性があり、お勧めしておりません」と、注意を喚起している。