同スペースに置かれているボードゲームやけん玉などの備品は、freeeの社内部活制度で各部が有志で提供してくれたものだそうです。

担当者に意図を聞いた

CCO(チーフ・カルチャー・オフィサー)の辻本祐佳氏によれば、「スピード感を持ってミッションに向かい、仕事を進める目的と会社の仲間を業務遂行以外の部分でも関わりを持って進めてほしい」という思いから、原則的に出社を推奨しているのだといいます。

出社推奨のなかで、社内のフリースペースに一時的に子どもを連れてきている人も少数いたそうです。

「会社として子どもを連れてくることができるルールなどを整備し、公式にすることで従業員の働きやすさが高まるのではないか」と考え、「つばめっこスペース」の運営に至りました。

運営を始めてみると、従業員が出社しやすくなり業務が円滑に進むというメリットのほか、従業員同士が子育てについてコミュニケーションをとったり、子ども同士のつながりが生まれたりといったうれしい副産物もあったそうです。

ルールや子ども・そのほか従業員への配慮は?

「つばめっこスペース」は、「従業員と子どもが一緒に出社する」ための施策で、子どもの管理監督責任者はあくまで親である従業員。

そのため、対象とする子どもは小学生以上です。また、原則として子どもと出社した従業員は、執務スペースではなく「つばめっ子スペース」で業務を行います。

有志として見守りを行うの中途採用担当の社員によれば、「近くにいるときにコミュニケーションを取ることもありますが、基本的には子ども自身がルールを守って行動してくれているので、こちらから働きかけるというようなことはほとんどないです」といいます。