8月1日、熱海に新たな宿泊施設「Fantasy Forest Atami」がオープンしました。現地の空き家をリフォームし、客室にテレビを置かずに宿泊施設として最低限の設備環境の提供にとどめることで、訪れるゲストに熱海の街を積極的に楽しんでもらうことをコンセプトとした施設です。

この宿泊施設の企画・運営を担うのは大学生。都内2社(Zeronity株式会社・合同会社田中不動産)と大学生によるチームが中心となり、地域の活性化と次世代のビジネスリーダーの育成を目指すプロジェクトとして進められているといいます。


人工芝の敷かれたバルコニー

学生主体の新施設

「Fantasy Forest Atami」では、学生たちが宿泊業務を通じて、マーケティングや財務管理・顧客対応といった、経営視点でのビジネススキルを実際に体験しながら習得することを目指します。内装デザインやDIYにも学生がかかわってきたといいます。

同世代の若者にとって利用しやすい価格帯やサービスが提供されているのも特徴として捉えているとのこと。若者同士の交流が生まれ、地域に新たな人の流れを作り出すことを期待しているといいます。

地域の新たな価値を発掘

施設の運営には、地元の企業である合同会社OLIOLI-WORKSも協力しており、清掃員や応急対応要員として現地住民も携わっているそうです。

今回の施設は熱海での第1弾にあたるといい、今後新たな宿泊施設を開業することになった場合は、地元住民やUターンする人々による運営も検討しているといいます。地元住民の雇用機会を増やすことで、地域経済の循環を促進することも視野に入れているとのことです。

<参照>

学生が学生を呼ぶ街の循環プロジェクト「Fantasy Forest Atami」が8月1日OPEN!

学生主体の事業運営プロジェクトが熱海で始動!!地域密着の宿泊施設運営を通じて経営人材の育成と地域活性化を目指す