横浜市は、技術系分野でのユニコーン企業(※)創出を目指した新たな交流拠点を設置すると発表しました。



施設名称やイベント・プログラムなど詳細については、10月頃に公表し、オープンは11月を予定しています。



※ユニコーン企業とは、評価額が10億ドル以上かつ設立から10年以内の未上場のテクノロジー関連のスタートアップを指します。

業界に関わる企業・人とのつながりを生む機会を予定

この拠点では、技術系スタートアップの成長や関連企業のつながりなどエコシステム全体の人材交流促進に貢献するようなイベント・プログラムを開催します。

また、海外支援機関などと連携し、人材をつなぎビジネス機会に発展させるようなコーディネートの実施も予定しているそうです。

主な海外支援機関には、モビリティ分野に特化したドイツ・ベルリンのイノベーション支援組「The Drivery」があります。

2023年12月には横浜市と基本合意書を締結しており、モビリティ・スタートアップのコミュニティー形成を図る「YOKOHAMA Mobility Innovation」を推進する方針です。

また、アメリカ・ボストンを中心としたグローバル・ネットワークを有する支援組織「Venture Café」の東京拠点である「Venture Café Tokyo」による交流プログラム展開も予定。

横浜市の研究者・技術者人口の多さ、グローバル企業の研究開発部門が集積しているという強みを生かし、推進する脱炭素に資するグリーントランスフォーメーションやモビリティなど技術系の企業を生み出していきたい考えです。

施設概要

・設置場所:横浜市西区みなとみらい2丁目2番1号

横浜ランドマークタワー敷地内25街区ギャラリー棟

・設置時期:2024年11月(予定)

・運営事業者:三菱地所株式会社・横浜未来機構共同企業体

<参照>

技術系スタートアップの成長支援拠点が横浜に今秋オープン! 研究開発拠点(R&D)が集積する みなとみらい21地区