予防安全機能があれば雨の日も安心?
ここまでに見てきたように、雨の日は交通事故が起きやすくなるため、車の運転にはより一層の注意を要します。
ところで、近年の車には「衝突被害軽減ブレーキ」をはじめとする予防安全機能が搭載されていますよね?こうした先進安全装備があれば、雨の日も安心して運転できそうな気がします。……が、実際のところどうなのでしょうか。
先進装備があっても油断は禁物!
衝突被害軽減ブレーキの中でも、ミリ波レーダーを使用するものは、雨の影響を受けにくいようです。ただ、ミリ波レーダーは近距離にある障害物や、電波の反射率が低いもの(歩行者など)を検知しにくいという欠点があります。
また、車の予防安全機能は、雨量の多い日に機能停止する場合があります。人間の目と同様に、カメラやレーダーの機能も雨によって妨げられてしまうのです。
これらの点から、愛車に先進の予防安全機能が備わっていても油断は禁物。特に豪雨の中の運転では、ドライバーの感覚と判断で安全を守るように意識したほうが賢明といえます。