株式会社サンリオ(以下、サンリオ)は、クリエイター支援のための新規事業として、イラストや小説・漫画などの投稿・閲覧ができる創作プラットフォーム「Charaforio」を8月7日(水)に公開しました。

IPホルダーが創作活動のガイドラインを公開

「Charaforio」は、Character(キャラクター)、Portfolio(ポートフォリオ)、Sanrio(サンリオ)の3つを組み合わせて名づけられたサービス。

60年以上に渡りIPホルダーとしてビジネスを展開してきたサンリオが、「クリエイターの露出や仕事獲得の支援を行い、共にまだ見ぬエンターテイメントを創出していきたい」という思いから開発したといいます。

制作活動を認めるIP(※)ホルダーの企業や個人は、「Charaforio」上でIPごとに個別ページを作成し、“ファン創作活動”のガイドライン公開が可能。

クリエイター側は、このガイドラインを参照しながら創作活動を行えるといいます。

また、IPページはガイドラインに則った創作作品のみが一覧化される仕組みなので、クリエイターもファンも安心して利用できる点も特徴だそうです。

※ IPとは「知的財産権(Intellectual Property)」の略で、一般的に、作品とその作品に付随する権利を指します。

クリエイターの創作活動をサポート

作品を投稿するクリエイターのユーザーページには、プロフィールや投稿作品、作品の制作請負条件などを記載できるそうです。

IPホルダーが作品制作を依頼したり、クリエイター同士でコラボレーションを企画したりと、クリエイターの創作活動を支援する機能がそろっています。

現在の機能はイラスト投稿のみだそうですが、今後はファン創作作品から派生した収益をIPホルダーとクリエイターに還元する仕組みなど、さまざまな機能を実装予定とのことです。

サンリオの開発責任者で事業戦略本部 執行役員 デジタル事業開発部担当 の濵﨑皓介氏は、「日本には世界に誇れるエンタメコンテンツがたくさんあり、またクリエイターによる“ファン創作活動”も非常に盛んに行われています。IPホルダー・クリエイター・ファンが『みんななかよく』コンテンツを楽しむ文化を創ることに貢献できればと考えています」とコメントしています。