指示どおりの位置に着舟し、これまたアドバイスどおりの10尺竿を継ぎチョウチンダナをマッシュ系両ダンゴで再開する。時刻は12時5分。
吉田康雄
「たった今、目印ポイントに移動しました。これからやらせてもらいますね」
カヤマ氏にこの日の釣況報告を兼ねて一報を入れると、何と前日はコイやマブナラッシュにはならなかったと言う。ということは、たった一日で魚が入れ替わってしまったのだろうか?
ポイントが変わればと期待したが、再開後すぐに竿を曲げたのは、やはりコイだった。しかもハリスが飛んだショックで仕掛けが後方の樹木に絡んでしまった。
再開後すぐヘラを絞る(提供:週刊へらニュース編集部 関口)
先が思いやられるスタートとなったが、そのわずか15分後に難なく44cmをゲット。さらに40cm級と続き、これはもしかしたらの展開となる。
吉田康雄
「日陰になってパラソルもいらなくなったし、これから面白くなりそうです!」
吉田のしゃべりも滑らかさが増した印象だが、そうは問屋が卸さないとはこのこと。
以降は再び移動前と同様にマブナラッシュとなり、期待の夕まづめを迎えると不思議とウキは何も動かなくなってしまった。常に動き続けているよりもマシではあるが、触りも何もないというのもおかしい。
吉田康雄
「デカイのが近くにいるから動かさないんですよ!」
それまでとは明らかに異なる雰囲気に吉田の期待感はマックスに達したが、どうやら大きな勘違いだったようだ。とくに何が起こるわけもなく、その後はただただノーピクのまま時間切れ(笑)。ノルマに大きく届かない44cm止まりで取材初日を終えた。
次回も「ノルマは50cm超in亀山湖」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>