お目当ての塩もゲットしました。竹の塩田を使って濃縮した海水を平釜で炊いたものだそうです。手間暇をかけて作られた海のミネラル豊富な塩。使うのが楽しみです。

③ 夕暮れ間近の鳴き砂の浜へ

「とったん」から車をさらに西に走らせて佐賀県の唐津方面に向かいます。県境にほど近い二丈パーキングエリア(PA)の下に広がる浜が姉子の浜とよばれる美しい浜で天気のいい日はサーファーで賑わいます。今回私は飛行機の都合で午後に福岡入りしたためここに着いたのはPA閉園15分前。ほとんどだれもいませんでした。

向こうに小島「姫島」を望む。

この姉子の浜、砂の中に混じる石英がこすれてキュッキュッと鳴る「鳴き砂」で有名らしいのですが、

風で全然聞こえませんでした。

鳴き砂はゴミが混じってしまうと鳴かなくなるデリケートなものだそうで、姉子の浜でも長い間鳴かない期間があったそうです。もしかしたら条件が悪かったのかもしれません。

私のほかにただ一人浜辺にいた女性。 観光客かと思ったらPAの職員でした。

二丈PAが閉園する18:00が迫ってきて、職員の方に声を掛けられました。写真の撮影を切り上げてそそくさと退場しました。もう少し待ってたら夕焼けがきれいそうだったんですが…

九州北部の海岸をたどる旅はこの先いよいよ県境を超えて佐賀県に入りました。

唐津市浜玉のフォトスポットから見た夕日。1日目の旅もそろそろ終わりです。県境も超えたということで今回はここまで。明日はどんな海の旅になるのでしょうか。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年8月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。