■意外と身近にある底なし沼

同漫画に関するポストは15日に再投稿されると、台風7号が接近している影響もあってか、大きな話題に。なんと1日足らずで6,000件以上ものリポストを記録し、最初の投稿以上に広く拡散される事態となったのだ。

Xユーザーからは「全人類に読んでほしい」「マジで勉強になる」「全国の小学校と図書室に置いてほしい。それで助かる命が絶対にある」など、称賛の声が相次いでいた。

「底なし沼」は漫画の世界にだけ登場する存在で、自分の生活圏内には縁が無い存在である…と安心している人は決して少なくないだろう。

しかし、作者の大塚さんは「この時期だとゲリラ豪雨の後の砂地、沼や池のそば、工事現場や空き地なども雨上がりでは底なし沼、ぬかるんだ地面に足を取られるケースが多いです」「あとは海辺の干潮で潮がひいた砂地の一部が泥化してるところなどにも足をとられ、そのまま満潮になってしまう…などの危機もあります」と、身近に潜む底なし沼の例を挙げる。

前出のように「自分には関係ない」という思いが強い人ほど正常性バイアスが働く可能性が高く、非常に危険。

大塚さんも「底なし沼は『大したことない』と油断して靴など何か荷物を落としてしまい、それを取り戻そうとすると、深みにハマってしまいます」「底なし沼自体には危険はありませんが、足をとられると体力を消耗していき、大事に至ることが多いので、ハマったら潔く服を汚してでも脱出しましょう」と、注意を促している。

我が子が泥だらけになって帰ってくると、つい叱りたくなるが…世の中には「泥まみれ」になることで命が助かるケースも存在する。頭ごなしに叱るのでなく、こうした事例があることもしっかり理解しておきたい。

台風去った後の地面、危険地帯が誕生する恐れも… 意外な脱出法が「勉強になる」と話題
(画像=『Sirabee』より引用)

マンガでわかる! 死亡ピンチからの生還図鑑

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