2024年2月にアメリカで先行発売し、いよいよ6月28日に日本でも販売が開始した「Apple Vision Pro」。Apple史上初の3Dカメラで、価格が約60万円と高額なことも話題です。
とはいえ、いったいどんなものなのか、実際に使ってみないとわからないことは多いと思います。
そこで本記事では、「Apple Vision Pro」の概要とあわせて、この最新空間コンピューティングデバイスをいち早く理解・体験してみたいという人におすすめの記事を紹介します。
「Apple Vision Pro」とは?
「Apple Vision Pro」は、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)に対応したApple社開発のゴーグル型ヘッドセットデバイスです。
アプリが現実空間に重ねて表示されるという、Apple史上初の空間オペレーティングシステム「visionOS」を搭載しています。
アプリ間の移動は視線、選択はタップ、スクロールはフリックで行い、検索時など入力が必要な際には音声認識が可能。デジタルコンテンツの立体感も圧巻で、まるで現実空間に存在しているような影が投影されるそうです。
従来のVRデバイスでは没入感のある映像と引き換えに、現実空間から視界が遮断されてしまうことは避けようがありませんでした。しかし、Apple Vision Proは「周りの人たちから孤立させない」といい、使用中でも相手は自分を、自分は相手を視認することができます。
さらに、ディスプレイに縛られない写真のサイズ変更は実物大への拡大も可能とのこと。映画鑑賞を楽しむ際にも、スクリーンを好きな大きさに調節でき、空間オーディオで映画の中にいるような感覚を体験できるそうです。
作業においても、Mac仮想ディスプレイでシームレスな操作が可能だといいます。自分のMacをワイヤレスで接続すれば、空間の好きな位置に巨大なポータブルディスプレイを設置して使用できます。