日々の通勤や通学、動画や音楽鑑賞など、さまざまなシーンで引っ張りだこになっているヘッドホンとイヤホン。新しい製品が登場しており、どんな製品を選べばいいのかわからないという人もいるかもしれません。
この記事ではBCNが独自で集計している実売ランキングをもとにおすすめのヘッドホン・イヤホンを紹介するとともに、BCNのアナリストが市場や製品の解説をします。
ヘッドホン・イヤホン市場にアナリストが一言
おすすめの製品を紹介するまえに、まずは市場の状況についてアナリストが解説します。ぜひ製品選びの参考にしてみてください。
2024年7月のヘッドホン・イヤホン市場は、完全ワイヤレスイヤホンが全体の販売台数のうち約4割を占めていることがわかりました。実売金額では全体の6割に達しており、完全ワイヤレスイヤホンは市場の主流となっています。「BCNランキング」では、完全ワイヤレスイヤホンを発売しているメーカーはすでに100社を超えており、激しい競争が起きています。
完全ワイヤレスイヤホンで市場をリードするのはアップル「AirPods(第3世代)」。2021年発売のMagSafe対応ケース付きモデル(MME73J/A)と、2022年発売のLightning充電対応ケース付きモデル(MPNY3J/A)の2機種は発売から時間が経った今でもTOP10入りする人気製品です。
ただし、市場はアップルの一強状態というわけでもありません。オーディオメーカーとして高いブランド力を持つソニーの「WF-1000XM5」やBOSE「QuietComfort Ultra Earbuds」も人気を集めています。
また、手頃な価格と十分な機能を兼ね備えたコスパモデルとして、JVCケンウッド「HA-A5T」やAnker「Soundcore P40i」も上位にランクインしています。