夏休みなどの長期休暇中は、旅行や帰省をする人が多く、非日常的なイベントやコミュニケーションが増えることから、個人情報漏洩やサイバー攻撃などの情報セキュリティに関連したトラブルが起きやすくなるそうです。
日本最大級のビジネスチャット「Chatwork」を運営する株式会社kubellが、長期休暇中の連絡手段に関するアンケート調査を実施。情報セキュリティのリスクを示す傾向を明らかにしています。
長期休暇中の業務用パソコン利用
長期休暇中の業務用パソコンの利用について、33.8%の人が「利用できない」と回答しました。
その理由は「会社からパソコンを持ち出せないため」、「社内のルール上、利用してはいけないため」など。長期休暇中は物理的な制限やルール上の制限を設ける会社が多いことが分かりました。
ビジネスとプライベートの混在
また、長期休暇中に業務用パソコンの代替で利用する連絡手段や、プライベートの連絡手段としては、「プライベートチャット」や「メール」が多く挙がったとのこと。
さらに約半数の47.2%の人は、プライベートのシーンでプライベートチャットやメールによる誤送信の経験があることも明らかになりました。
kubellはこれらの調査結果を受け、「長期休暇中はビジネスの連絡とプライベートの連絡が同じツールの中で混在しやすく、誤送信による情報漏洩リスクがより高まりやすい時期であると推察する」と分析。対策としては「普段使い慣れていないツールは利用しない、ビジネス用のツールとプライベート用のツールを使い分ける、などが有効」としています。
調査概要
株式会社kubell「2024年8月 長期休暇中の連絡手段・利用ツールに関する調査」
調査方法:インターネット調査(調査会社:株式会社ジャストシステム)
調査期間: 2024年7月30日〜8月2日
調査対象者:仕事でパソコンを利用する18〜59歳のビジネスパーソン660人(有効回答数:631人)
調査主体:株式会社kubell