ビジネスにプライベート、学校生活など、さまざまなシーンで活躍するノートPC。人によっては生活になくてはならないデバイスになっているかもしれません。しかし、ノートPCの性能や機能はとにかく複雑。どの製品を選んでいいのか迷ってしまいますよね。

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 この記事ではBCNが独自で集計している実売ランキングをもとにおすすめのノートPCを紹介するとともに、BCNのアナリストが市場や製品の解説をします。

ノートPC市場にアナリストが一言

 おすすめのノートPCを紹介するまえに、まずは市場の状況についてアナリストが解説します。ぜひ製品選びの参考にしてみてください。

_ デスクトップPCとノートPCに大別できるパソコン。現在ではノートPCが主流になっています。今となっては据え置きで使う人も多いノートPCですが、もともとは持ち運ぶことを想定して作られた製品です。本来の「持ち運ぶ」という用途を考えると軽い方が理想の製品と言えるでしょう。2024年7月のランキング上位のノートPCは2.0kgを超える製品が多く、画面サイズは15インチを超えています。ですが、重量の軽いことを優先すると画面サイズが犠牲となります。

 もし、軽量(1.0kg未満)にこだわるのであれば、14インチの富士通の「UH90/H1」や13.3インチのdynabookの「P1G6WPB」などが良い選択肢になります。一方、大画面も欲しいという欲張りな人には、1.2kgと若干重くはなるものの、16インチや17インチの大画面兼ね備える、LGの「LG gram」やAcerの「Swift Edge」がおすすめです。_

おすすめのノートPC

 続いて、24年6月1~30日までのBCNランキングの実売データを参考におすすめのノートPCを紹介していきます。

富士通「FMV Lite 3515/H3 FMV3515H3W」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 富士通の「FMV Lite 3515/H3 FMV3515H3W」は、エントリーレベルのノートPCとして、普段使いに適したモデルです。重量が約1.7gと比較的軽量で持ち運びやすく、価格が手頃な点が特徴。基本的なオフィスワークやネットサーフィンには十分な性能を持ちます。

 CPUはインテルのCeleron プロセッサー 7305を採用し、メモリは8GB、ストレージはSSDの256GB。フルHD液晶を搭載した薄型のデザインで仕事からプライベートまでシーンを選ばずに活用できます。

出典:富士通 FMV3515H3W

レノボ・ジャパン「Ideapad Flex 3i Chromebook Gen8 82XH001KJP」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 レノボ・ジャパンの「Ideapad Flex 3i Chromebook Gen8 82XH001KJP」は、Chromebookの中でも使いやすさを追求したモデルです。360度回転するヒンジにより、ノートPCとしてだけでなく、タブレットとしても使うことができます。スペックは高くありませんが、Chrome OSならではの軽快な動作とセキュリティの高さが魅力です。

 CPUはインテルのプロセッサー N100で、メモリは4GB、ストレージはeMMCの64GBなのでクラウドストレージの活用が必要になります。一方で、出先での使用を前提としている設計で、Wi-Fi 6対応や、最大12時間のバッテリ駆動時間がメリットです。

出典:レノボ・ジャパン IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (Intel)

NEC「LAVIE N16 ネイビーブルー N1635/HAL」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 NECの「LAVIE N16 ネイビーブルー N1635/HAL」は、スタイリッシュなデザインと十分な性能を兼ね備えたノートPCです。16インチの大画面ディスプレイは広々とした作業スペースを確保でき、マルチタスクや動画鑑賞に適した設計になっています。

 CPUにはインテル Core i3-1215U プロセッサーを採用し、メモリは8GBを確保。ストレージはSSDの256GBです。大画面である分本体サイズも大きいですが、DVDドライブやテンキーが搭載されていたり、インターフェースが豊富だったりとさまざまな用途で活用することができます。

出典:NEC LAVIE N15・N16 / スタンダードノートパソコン

Valve Corporation「Steam Deck OLED 512GB」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 PCゲームストアの「Steam」を運営していることで有名なValve Corporationの「Steam Deck OLED」は、手軽にPCゲームを楽しめるSteam Deckに有機ELディスプレイを搭載したモデル。ゲーミングPCよりも安価に購入でき、場所を問わずPCゲームをプレイできるというメリットはそのまま、従来製品よりも鮮明ではっきりとしたコントラストのディスプレイでゲームを楽しめます。

 CPUやGPUにはAMDを採用し、メモリは18GB、ストレージは512GBから1TBまでを用意。インターフェースにはmicroSDのスロットとtype-Cのディスプレイポートを搭載しています。なお、ゲームパッドコントロールを採用しており、キーボードやマウスは接続できないため、ゲーム以外の用途には不向きです。

出典:Valve Corporation「Steam Deck OLED」

富士通「LIFEBOOK UH90/H1」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 富士通の「LIFEBOOK UH90/H1」は、超軽量かつ高性能なノートPCです。このモデルの特長は、その驚異的な軽さと薄さにあります。1kgを切る軽量設計は、持ち運びのストレスを大幅に軽減してくれます。また、最新のインテルプロセッサを搭載し、高い処理能力を持ちます。

 CPUはインテル Core i7-1360P プロセッサーを搭載し、メモリは16GB、SSDは512GBです。ディスプレイは14型と比較的小さめですが、Wi-Fi 6E対応、フルHDwebカメラ、指紋認証など、さまざまな機能を搭載したハイエンドモデルです。

出典:富士通 LIFEBOOK UH90/H1

dynabook「ノートパソコン 13.3型 P1G6WPB」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 dynabookの「ノートパソコン 13.3型 P1G6WPB」も、世界トップクラスの薄型軽量デザインが特徴で、こちらも本体重量は1kgを切ります。一方で、スペックはそれほど高くなく、その分価格が安めになっているミドルレンジモデルといえます。

 CPUはインテル Core i5-1340P プロセッサーで、メモリは8GB、ストレージはSSDの256GBです。ディスプレイは13.3型とかなりコンパクトで、動画鑑賞などには不向きですが、持ち運びの際には逆にメリットになります。MIL規格対応の耐久性も嬉しいポイントです。

出典:dynabook ノートパソコン 13.3型 Windows 11 Home P1G6WPB

LG「LG gram」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 LGの「LG gram」も、驚異的な軽さが特徴の製品ですが、同時に最大27時間という長時間のバッテリー駆動を実現したノートPCです。17型という大きさでありながら約1.3kgという軽さで、まる1日以上のロングバッテリーを搭載しているのはほかにない性能だと言えます。

 CPUはインテル Core i5-1340P プロセッサーでメモリは16GB、ストレージはSSDの512GB。充電だけでなくPCからの給電ができるほか、離席時の自動ロック機能や指紋認証といったセキュリティ機能も充実しています。

出典:LG LG gram

日本エイサー「Swift Edge SFA16-41-N76Y/B」

ノートPCのおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 持ち運ぶならやっぱり軽量モデルを選ぼう
(画像=『BCN+R』より 引用)

 日本エイサーの「Swift Edge」は、スタイリッシュで薄型・超軽量なデザインが特徴の製品。16型で約1.2kgという軽さを実現しつつ、ディスプレイにはOLEDの光沢パネルを採用したことで鮮やかな発色を実現しました。

 スペックも比較的高く、CPUにはAMD Ryzen 7 PRO 6850Uモバイル・プロセッサーを採用し、メモリは16GB、ストレージはSSDの512GBです。マルチタスクを難なくこなせる性能だと言えます。

出典:SFA16-41-N76Y/B (Swift Edge)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

●BCNランキングとは

 BCNでは、ビックカメラなどの全国の家電量販店やAmazonなどのネット通販から、デジタル製品のPOSデータを毎日収集し、ランキングなどの情報として提供しています。

 そもそもPOSデータ(Point of sales)とは、何かを購入したときに残る記録データのこと。購入された個数や日時などさまざまな情報を読み取れます。その大きな特徴は「実際にどれだけ売れたか」がわかるという点です。つまり、BCN「本当に人気な商品」を知ることができるのです。

提供元・BCN+R

【関連記事】
乗り換えたい新料金プラン、1位はNTTドコモの「ahamo」
【申請編】マイナンバーカードを作ろう! 自撮り向きスマホで顔写真を撮って申請
マスクの一時置きにピッタリ! 抗菌・おしゃれな「マスクケース」まとめ
改悪続くクレカの還元 キャッシュレス決済の本命は即時決済?
デキる人はこう使う! ビデオ会議で差がつく「Zoom」の超便利テクニック