一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが運営する東京都の港区竹芝にあるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」において、学生中心のコミュニティ型ラボ「SFC-IFC」主催のイベント「障害の未来を考える文化祭」が8月22日(木)から8月25日(日)まで開催予定です。
障がいについてあらゆる角度から体験
近年、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)や多様性への要求が高まっているといいます。
また、2024年4月1日から障害者差別解消法の改正法により事業者の合理的配慮が義務化されるなど、暮らしのなかで障がいのある人に対する配慮・調整が進められています。
こうした社会の流れがある一方で、D&Iや合理的配慮という言葉に負担感を抱く人や、障がいをタブー視している人も少なからずいるといいます。
SFC-IFCはこのような事態を打破しようと、あらゆる立場の人が集まり障がいについてディスカッションする場として「障害の未来を考えるゼミ」という対話ワークショップ型のイベントを開催してきました。
今回初開催となる「障害の未来を考える文化祭」は、このイベントがきっかけとなり企画に至ったそうです。
「障害の未来を考える文化祭」は、SFC-IFCに所属する10代から20代の学生が中心となって考案。障がいをさまざまな角度から体感し考えるイベントのようです。
「障害を楽しく身近に」をコンセプトとし、視覚障がい・聴覚障がい・下半身麻痺などを擬似体験しながら、多様な展示・アクティビティを通じて自分や社会・障がいの未来について考えるきっかけとなる体験型展覧会だといいます。
具体的には、学生が開発した新しいアプリやロボット、当事者と作り上げるアート、来場者が自分の声を会場に残す体験、福祉施設で作られている商品のショッピングなど。
さまざまな角度から障がいを身近に感じ、体験できる展示・アクティビティーが用意されているとのことです。