■ 老若男女活躍できる環境へ。(TEAM SUGAI RACING JAPAN コメント)
ガソリンチャージは約 30 ㎏のガソリンをバイクのタンク上部に持ち上げ、ピット作業の最後まで支える必要のある負担の大きい作業です。業界では若くて力のある男性がやる風潮がありますが、今後は老若男女問わず楽しめるモータースポーツであるために、こういった風潮も出来る限り少なくしていく必要があると考えています。
アシストスーツを使うことで、若くて力のある人しかチームに参加できないという不平等感を無くしていけると感じます。バイクレースの世界大会の現場でアシストスーツが使われることは極めて異例。そのため、マッスルスーツを使ってよいかどうか、レース前の車検も通して主催者へも確認もいたしました。大会側も今後こういったものが必要だと理解を示し、使用許可が下りました。これから、モータースポーツの世界でもアシストスーツが浸透し、誰もが活躍し、楽しめるスポーツになってくれることを期待します。
■ 使用スタッフのコメント
【メカニック担当者】オートバイのメンテナンスは同じ姿勢で長い時間作業する必要が有りますが、マッスルスーツのおかげで腰への負担が軽減され助かりました。
【給油担当者】前後のタイヤ交換終了後にガソリン給油をせよというルールがあるせいで、中腰で 28 リットルのガソリン(約 30 キロ)を凡そ 1 分 1 人で持ち続けなければなりません。8 時間耐久レースで 1 時間に 1 回ライダー交代をしますので 7 回この給油作業を行います。この重さを中腰で持ちこたえられたのは、マッスルスーツのおかげで
すね。
■ マッスルスーツ Exo-Power®(エクソパワー)について
シリーズ最大補助力※1をもつ外骨格型アシストスーツ。圧縮空気を使用した人工筋肉が 27kgf の補助力を発揮。重量物の持ち上げや中腰作業での腰の負担を軽減します。中腰姿勢による腰への負担が大きい介護、農業、漁業、建築業、製造業など、様々な作業現場で幅広く利用されています。
※1 歴代マッスルスーツシリーズ(パッシブ型)のうち(当社比)