テック系エンジニアであれば、「Web3」をめぐる技術や取り組みは注目を集める話題のひとつ。なかでも「DAO(ダオ/分散型自律組織)」は、次世代インターネットの中心となりうるものだといいます。

しかし、IT領域に精通していないと、その実態がわかりにくいという側面も……。活用されている例にはどのようなものがあるのでしょうか。

将来をみすえたときに「Web3」をめぐるトピックは、人よりも先におさえておきたいという人の「学びの入り口」となりそうな記事をあわせて紹介します。

DAOとは?

メンバーが主体的に共同所有・管理する組織(分散型自律組織)、Decentralized Autonomous Organizationを略してDAOと呼びます。「ブロックチェーン」や「NFT」と同様にWeb3技術のひとつです。

「NFT」「トークン」と呼ばれる暗号資産を購入することで、メンバーシップを得て加入するネットコミュニティーを示す言葉です。データや資産を個人が管理することや、プラットフォーム間で相互運用できることが特徴。透明性が高い交流やサポートが実現できるといいます。

ウガンダの農村で「まちづくり」

Web3技術が拓く国際協力と地方創生~みんなで進めたアフリカの農村での“まちづくり”とは

この記事では、Web3技術についての定義や説明とあわせて、DAOを用いた国際協力プロジェクトの事例がくわしく紹介されています。

この取り組みにより、現地住民とNFT購入者による投票を経て、2022年5月には45世帯の村人が清潔な水にアクセスできる15基の雨水貯水タンク、同年10月にはコンクリート製の教室2部屋とトイレなどの建設が実現したそうです。

起業を目指す人へ向けた解説書籍

Web3やDAOを、新技術をめぐるトレンドではなく、「インターネットの歴史の一部」と位置付け、体系的に解説したという書籍『誰もが主役になれる「新しい経済」』。