鋭いコーナリングは避け、なるべく穏やかなコーナリングを行うことが重要です。これにより、タイヤ全体の表面が均等に削れ、本来のグリップ力が発揮されます。新品タイヤは、まだ表面が滑らかで、路面との摩擦力が低い状態です。そのため、急な方向転換や急な傾斜は、タイヤのグリップ力を失い、滑りやすくなる原因となります。コーナリング時は、速度を控えめにし、ハンドル操作をゆっくりと行いましょう。

皮むきが完了するタイミング

一般的には100〜200kmを走行すると新品タイヤの皮むきが完了します。しかし、タイヤの種類やメーカーによって異なるため、バイク販売店の方の話を聞いたり、取扱説明書があれば参考にすることをおすすめします。タイヤの皮むきは、走行距離だけでなく、走行条件やタイヤの種類によっても影響を受けますので、タイヤメーカーの推奨走行距離を参考に、適切な皮むきを行いましょう。

新品タイヤでの走行に際しての注意点

タイヤの空気圧チェック

新品タイヤに限りませんが、走りだす前にタイヤの空気圧をチェックし、適切な空気圧で走行することが重要です。不適切な空気圧は滑りやすさの原因となります。タイヤの空気圧が低いと、タイヤが路面に接地しすぎてグリップ力が低下しますし、空気圧が高すぎると、タイヤが硬くなり、路面との接地力が弱くなり、滑りやすくなります。適切な空気圧は、タイヤの側面に記載されているので、必ず確認しましょう。

路面状態の確認

初めて走行する場合は、路面状態の確認も重要です。滑りやすい濡れた路面や砂利道は、グリップ力が低い新品タイヤでの走行には特に注意が必要です。路面の状態に合わせて、速度を調整し、慎重に走行しましょう。

安全装備の使用

新品タイヤの場合、注意深く運転しても転倒リスクが高いため、安全装備をしっかりと装着して慎重に走行することが肝心です。安全装備には、ヘルメット、グローブ、ジャケット、パンツ、ブーツなどがありますが、万が一の事故の際にライダーを守るための重要な役割を果たします。しっかりと装着し、安全運転を心がけましょう。

まとめ