アメリカ発祥のコーヒーチェーンとして日本でもすっかりおなじみになったスターバックス。店内がおしゃれでグッズもかわいいですが、お値段は決してかわいくありません。
しかし、スタバには1杯100円以上の差がつく「裏技」 が存在します。
裏技を利用するコツはレシートにあります。レシートはすぐに棄てないでください。それではかわいいスタバをかわいいお値段で楽しむための裏技を紹介します。
ドリップコーヒーのおかわりができる「One More Coffee」
スターバックスでは「One More Coffee」といって、レシートの提示により2杯目=おかわりのコーヒーをお得に購入できるシステムを導入しています。
まず1杯目にドリップコーヒー(カフェミストを含む)を注文します。受け取ったレシートの下部に「One More Coffee ご案内」と書かれていたら捨てないでとっておきましょう。ワンモアコーヒーの有効期限は当日中で、安くなるのは2杯目のみです。
2杯目の価格は、1杯目のお会計を現金やキャッシュレス決済で支払った場合186円/190円(持ち帰り価格/店内価格)ですが、Web登録済みのスターバックスカードで支払った場合128円/130円(同前)とさらにお得になるのでよくスタバを使う人は会員サービス「My Starbucks」に登録しておきましょう。ちなみに、年会費や入会費は一切かかりません。
他店でも利用できる
ワンモアコーヒーは、1杯目のドリップコーヒーを購入した店舗でなくても国内ならどこでも利用することが可能です。
当日中なら、朝は職場近くのスタバでテイクアウト、就業後に自宅近くの店内でゆっくりと1杯なんてこともできます。旅行や出張で移動したときでも2杯目を気軽に飲めるのは嬉しいですね。
1杯目と同じか小さなサイズならOK!ホットかアイスか選べる
ワンモアコーヒーで注文できるのは、1杯目と同じか小さなサイズのコーヒーです。たとえば、1杯目にトールサイズを選んだなら、2杯目はトールサイズかショートサイズから選ぶことになります。その逆はできません。
なお、追加料金を払えば、ワンモアコーヒーでもカスタマイズは可能です。
また、ホットかアイスのいずれか好きなほうを選べます。つまり、1杯目にアイスコーヒーを頼んで、2杯目はホットという組み合わせもOKです。
コスパ抜群なのは◯◯サイズ
ここで、どのサイズで頼むのがコスパ的に優れているかを分析してみましょう。分析に当たっての条件は以下の通りです。
● 1杯目、2杯目ともに同サイズの「ドリップ コーヒー」を注文する
● 1杯目、2杯目ともに店内飲食をしたものとする
● 1杯目の支払いにはWeb登録済みのスターバックスカードを使ったものとする
結果をまとめたのが以下の表です。
サイズ | 容量(ml) | 1杯目の価格 (円) |
2杯目の価格 (円) |
100ml当たりの値段 (円) |
---|---|---|---|---|
ショート | 240 | 380 | 130 | 106.25 |
トール | 350 | 420 | 130 | 78.57 |
グランデ | 470 | 465 | 130 | 63.30 |
ベンティ | 590 | 510 | 130 | 54.24 |
100mlあたりの値段だけを見れば、ベンティを2杯頼むのが一番お得という計算になります。ただし、かなりのカフェイン量になりそうなので、カフェインにあまり強くない人にはあまりおすすめはしません。
コーヒー好きならスタバのワンモアコーヒーを活用しよう
スタバのワンモアコーヒーは、2杯目のドリップコーヒーがお得に注文できるシステムです。レシートがなければ利用できないので、うっかり捨てないようにしましょう。
よくスタバに行くなら、ワンモアコーヒーをぜひ活用してみてください。
文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。
(2024年06月12日公開記事)