今年になって始めたプログラミング学習やパーソナルジムに通って筋トレをしても毎日失敗だらけだ。「うわー、これは買う必要がなかったな」「これはやったらダメだったのか」と思うことはしょっちゅうだ。だが振り返ると着実に前進をしている。

挑戦しない人の価値観

挑戦しない人は他責思考で依存体質である。パーソナルジムのトレーナーから聞いた話では、「ここに入会すれば100%自分が理想とする体系になりますか?」と結果の保証を求める人も少なくないそうだ。しかし、これは間違った姿勢である。

どこで何を誰から学んでも結局は自分次第。東大合格者を多数輩出する最高の教師のもとで最高の教育を受けても、全員が東大に合格するわけではない。仮に現役合格が無理でも、諦めずに正しい努力を継続すればいつかは合格するかもしれないが、その判断や合格に足る学力を作る勉強などはスクールではなくその本人次第だ。「100%成功しますか?」は聞く相手が間違っている。本来は自分自身に問いかけるべきものだ。

挑戦する人の価値観

その逆に挑戦する人は自責で自立している。失敗しても人にせいにはせず、「次回より成功に近づけるための改善点はないか?」と自分で変えうる要素に目を向ける。この姿勢が当たり前になっているので、「失敗は当たり前。大事なのは2回目が1回目より前進していることだ。改善ができて諦めなければいつか必ず成功する」と考えている。だから新しい挑戦をすることにためらいがないのだ。

挑戦しない人は結果しか見ない。「投下した時間と労力は100%報われて当然、失敗は悪」という単眼思考に陥る。しかし、挑戦する人はプロセスにも価値を感じ、たとえうまくいかない失敗からも数多くを学ぶ。

自分は過去に自社商品の販売促進のためにGoogle広告を出したことがあったが、結果から言うと赤字続きで失敗した。だが、その失敗を時間をかけて分析し、改めてゼロベースで広告を学び直して今度はSNS広告に切り替えた。こちらはものすごくうまくいった。もしも最初のGoogle広告で諦めていたら、SNS広告に行き着き、そしてうまくいくことはなかったと断言できる。