■豪雨で「ストレスを溜めないように」

一般社団法人 日本在来馬振興会の担当者によれば、和種馬ホースランドでは、馬がストレスを溜めると思わぬ事故に繋がるため、ストレスを溜めさせないためにほぼ1日中、放牧して自由に遊ばせているという。

豪雨に見舞われた6月18日について、担当者は「当日は豪雨のため、馬達は馬房で半日を過ごしました。 午後、雨が止んだのですが、砂馬場に雨水が溜まり、池のようになっていました。 汚水が溜まっているわけではないので、馬達にストレス溜めさせないよう放牧しました。 馬達は大はしゃぎでした」と、説明する。

施設の馬達は蹄鉄を打っておらず、裸蹄で自然な状態を保っている。裸蹄専門の削蹄師に定期的に調整してもらっており、水に濡れても後の手入れが簡単だそう。こうした環境もあり、雨上がりにストレスフリーで駆け回れたというわけだ。