陸は小さくても沖はデカイ

夏は沿岸では極端に魚が釣れにくくなる。潮が動かなくなると、まるでぬるま湯のプールのような状態だ。一部カサゴが動くが、彼らも酸欠に陥って釣れないこともある。豆アジに関しては運要素も高く、地域によってはまったくいない。タコが有望な釣り物だが、やはり潮が動いている時間だけに限られる。日中のジギングやサビキの方が楽しいかもしれない。

初夏の大阪湾の沖釣り事情 タチウオを本命に青物回遊も視野に入れよう陸では魚の反応は薄い……(提供:TSURINEWSライター井上海生)

陸では小さくて反応が鈍くなる魚たちだが、沖ではもちろん動き続けている。比較的水温が低めで、潮が動いていて気持ちよく泳げるからだろう。沖のジグマンデビューならば、陸と差がつきやすい初夏が抜群だ。まずは明石あたりの半日船からはじめてみてはどうだろうか?ルアーとエサが完全に棲み分けられた船もあるので、そこだけ確認を。

<井上海生/TSURINEWSライター>