橋本拳人 写真:Getty Images

 元日本代表MF橋本拳人は、2023/24シーズン限りでスペイン2部SDウエスカを退団。ヴィッセル神戸、FC東京復帰を望む声が挙がる中、ここに来て海外再挑戦の可能性が浮上。岡崎慎司氏の古巣であるカルタヘナが移籍先候補に浮上している。

 現在30歳の同選手は、2020年7月にFC東京からロシア1部ロストフへ完全移籍も、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、2022年3月に国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置で神戸へ加入。わずか4カ月で神戸を退団した後はウエスカで2年間プレーしていた。

 ウエスカでは中盤の主力選手として活躍していた橋本。スペイン2部リーグで通算64試合に出場し、2ゴールを挙げていたこともあり、当初は今夏残留が濃厚とみられていたが、1年間の契約延長オプションは行使されず、先月3日に退団が正式決定。本人は今月、古巣FC東京の練習に参加していたが、一部では海外挑戦続行を望んでいる可能性が報じられていた。

 そんな中、スペインの移籍市場に精通しているアンヘル・ガルシア記者は今月17日に「カルタヘナが橋本の獲得に興味。動向を注視している」とリポート。選手側への接触や交渉状況などは報じていないが、スペインでプレーを続ける可能性があるという。

 カルタヘナは2019/20シーズンにスペイン2部へ昇格。岡崎を要した2021/22シーズンは2部リーグで9位と健闘したほか、2023/24シーズンも14位でフィニッシュ。4年続けて2部残留を果たしているが、この夏に再び日本人選手を迎え入れることはあるのだろうか。